理事長挨拶
当組合は、日立製作所のご指導のもと、同社旧笠戸工場(現笠戸事業所)を主な
顧客とする地元企業の出資により、昭和31年(1956年)に設立された山口県内で
は 最も歴史のある協同組合です。
今から約一世紀前、山口県出身の実業家、久原房之助翁は東洋の理想的工業
都市 建設を展望され、ご縁のあった下松の地に、現在の日立製作所笠戸事業所
の前身に あたる工場をおつくりになりました。
当組合加入企業の大半は、日立製作所の下松への進出、その後の成長、発展に
あわせて、創業、成長、存続してきた地元を基盤とする企業です。
第二次世界大戦、オイルショック、国鉄分割民営化、リーマンショック等、激変する
外部環境を乗り越え、今日に至っております。加入企業の業歴は平均で65年を超え、
百年近く活躍の歴史ある企業もあります。
担当分野、得意とする加工内容に違いはありますが、各加入企業とも、長い歳月
をかけ、継承、洗練させてきた固有の技術を所有し、「ものづくりのまち下松」を
中心とする地元地域において雇用を維持するとともに、日立製作所笠戸事業所
ならびに同工場を源流として下松に拠点を構えておられる日立笠戸グループ各社
のものづくりに貢献しております。
各企業で製造される部品は、HITACHIブランドのついた鉄道車両、半導体製造
装置、化学プラントなどの最終製品の一部となって、国内外の様々な業界のお役
に立っております。
このホームページが、組合加入企業各社について、興味をもっていただいたり、
ご理解を深めていただく一助になりましたら幸いに存じます。
日立笠戸協同組合 理事長 弘中善昭